「南北対話」は「オリーブの枝」か(1)金正恩「新年の辞」に込められた「決意」

平井久志
執筆者:平井久志 2018年1月12日
エリア: 北米 朝鮮半島 日本
1月1日、「新年の辞」を発表する金正恩党委員長[KCNA VIA KNS](C)AFP=時事

 

 韓国と北朝鮮は1月9日、板門店の韓国側地域にある「平和の家」で南北高位級会談を開き、(1)北朝鮮が2月9日から始まる平昌冬季五輪に参加する(2)南北の軍事的緊張を解消するために軍事当局者会談を開く(3)南北関係改善のために南北高位級会談のほか、各分野での会談を開いていく――などを主な内容とする「共同報道文」を発表した。さらに北朝鮮はこの会談で、黄海での軍の南北ホットラインを稼働させたと通告した。会談に先立った板門店の連絡チャンネル開通に続き、黄海の軍事当局者間のホットラインが正常化した意味は大きい。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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