相次ぐ現職「不出馬表明」で共和党「下院議員選挙」に不安の兆候

執筆者:足立正彦 2018年1月24日
エリア: 北米
本人ばかりか共和党にも「逆風」が……(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】前回本欄に「『共和党優位』でも『反トランプ追い風』の民主党が拮抗する上院議員選挙『展望』」(2018年1月19日)と題して寄稿した 。本稿では、野党・民主党が奪還する可能性が上院よりも高いと見られている下院議員選挙に焦点を当てて分析したい。

 上院議員選挙は、定数100のうち改選議席数が33となっており、同時にミネソタ州選出上院議員補欠選挙も行われるため、34議席となる。このうち、民主党の改選議席数は26議席であるのに対して共和党は8議席で、改選議席数の点では民主党が守勢を強いられる選挙となる。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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