自動車がすべて「EV化する」という「大誤解」

岩瀬昇
『2018 Outlook for Energy: A View to 2040』より

 

 2017年の夏、フランスとイギリスが相次いで「2040年以降のガソリン・軽油車の新規販売を禁止する」方針を発表して以来、日本でもEV(電気自動車)化を囃す声が大きくなった。あたかも、世の中のすべての自動車がEV化されるような騒ぎようだ。だが、フランスもイギリスも「すべての自動車」に適用する、としているのだろうか。たとえば、トラックやバスなどの重量の重い荷物・人を大量に運ぶ車の取り扱いはどうなっているのだろうか? 

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同) がある。
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