【ワシントン発】ある連邦下院議員補欠選挙に、目下全米の注目が集まっている。それは、3月13日に投票が行われるペンシルベニア州西部の主要都市ピッツバーグ郊外の南部に位置する同州第18区選出の下院議員補欠選挙である。
この選挙は、共和党現職議員の辞任に伴い実施されることになった補欠選挙である。2002年中間選挙での勝利を受け、翌2003年1月から8期連続で在職してきたティム・マーフィー議員(共和党)が 2017年10月、自ら人工妊娠中絶反対の姿勢を鮮明にしていたにもかかわらず、不倫関係にあった愛人に対して中絶を迫っていたスキャンダルが発覚した。これを受けてマーフィー氏は同月、辞職に追い込まれたため、今回、補欠選挙が実施されることとなった。
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