トランプ大統領が最重要視する「ペンシルベニア州第18区選出下院議員補欠選挙」

執筆者:足立正彦 2018年2月22日
エリア: 北米
ピッツバーグの工場で支持者らに「実績」をアピールしたが……(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】ある連邦下院議員補欠選挙に、目下全米の注目が集まっている。それは、3月13日に投票が行われるペンシルベニア州西部の主要都市ピッツバーグ郊外の南部に位置する同州第18区選出の下院議員補欠選挙である。

 この選挙は、共和党現職議員の辞任に伴い実施されることになった補欠選挙である。2002年中間選挙での勝利を受け、翌2003年1月から8期連続で在職してきたティム・マーフィー議員(共和党)が 2017年10月、自ら人工妊娠中絶反対の姿勢を鮮明にしていたにもかかわらず、不倫関係にあった愛人に対して中絶を迫っていたスキャンダルが発覚した。これを受けてマーフィー氏は同月、辞職に追い込まれたため、今回、補欠選挙が実施されることとなった。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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