「人手不足」深刻化で増加する「企業倒産」

磯山友幸
執筆者:磯山友幸 2018年2月27日
エリア: 日本
飲食業界では、倒産する企業が出るほど人手不足が一段と深刻化している

 

 東京商工リサーチの調査によると、2017年1年間の「全国企業倒産(負債総額1000万円以上)」は8405件と、2016年に比べて41件、率にして0.4%減った。2009年以降、9年連続で前年を下回った。水準としてはバブルピークだった1990年の6468件以来の低水準と言うが、決して好景気によって倒産の減少が続いてきたわけではない。

 だが、そうした倒産減少にも変化の兆しが見え始めてきた。月次ベースでは、昨年後半から増加傾向が強まっているのだ。景気に底入れ感が強まる中で、むしろ倒産が増えつつあるのだ。

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執筆者プロフィール
磯山友幸 1962年生れ。早稲田大学政治経済学部卒。87年日本経済新聞社に入社し、大阪証券部、東京証券部、「日経ビジネス」などで記者。その後、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、東京証券部次長、「日経ビジネス」副編集長、編集委員などを務める。現在はフリーの経済ジャーナリスト。著書に『国際会計基準戦争 完結編』、『ブランド王国スイスの秘密』(以上、日経BP社)、共著に『株主の反乱』(日本経済新聞社)、編著書に『ビジネス弁護士大全』(日経BP社)、『「理」と「情」の狭間――大塚家具から考えるコーポレートガバナンス』(日経BP社)などがある。
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