イエメン制裁違反を疑われる「イラン」に米「不可解」対応

鈴木一人
執筆者:鈴木一人 2018年3月9日
泥沼化した内戦と海上封鎖で、首都サヌアでも燃料が欠乏。料理用の薪が売られている (C)EPA=時事

 

 アメリカ時間の2月26日、イエメン制裁に関する国連安全保障理事会の会合が開催され、そこではイギリスによる決議案とロシアが提出する決議案の2つが討議された。イギリス案に対してはロシアが拒否権を発動して決議が成立せず、ロシアが提出したイエメン制裁の専門家パネルの継続決議のみが、全会一致で採択されるという結果となった。日本ではイエメン内戦やイエメン制裁についての報道があまりないだけに、ここで少し解説をし、なぜ2つの決議案が出たのかを整理しておきたい。

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
鈴木一人 すずき・かずと 北海道大学大学院法学研究科教授。1970年生まれ。1995年立命館大学修士課程修了、2000年英国サセックス大学院博士課程修了。筑波大学助教授を経て、2008年より現職。2013年12月から2015年7月まで国連安保理イラン制裁専門家パネルメンバーとして勤務。著書にPolicy Logics and Institutions of European Space Collaboration (Ashgate)、『宇宙開発と国際政治』(岩波書店、2012年サントリー学芸賞)、『EUの規制力』(日本経済評論社、共編)、『技術・環境・エネルギーの連動リスク』(岩波書店、編者)などがある。
クローズアップ
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
  • 24時間
  • 1週間
  • f
最新コメント
最新トピック
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順
back to top