イエメン制裁違反を疑われる「イラン」に米「不可解」対応

泥沼化した内戦と海上封鎖で、首都サヌアでも燃料が欠乏。料理用の薪が売られている (C)EPA=時事
アメリカ時間の2月26日、イエメン制裁に関する国連安全保障理事会の会合が開催され、そこではイギリスによる決議案とロシアが提出する決議案の2つが討議された。イギリス案に対してはロシアが拒否権を発動して決議が成立せず、ロシアが提出したイエメン制裁の専門家パネルの継続決議のみが、全会一致で採択されるという結果となった。日本ではイエメン内戦やイエメン制裁についての報道があまりないだけに、ここで少し解説をし、なぜ2つの決議案が出たのかを整理しておきたい。

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