ガラス細工の「米朝首脳会談」(1)公表されていない金正恩の「特別メッセージ」

平井久志
執筆者:平井久志 2018年3月13日
エリア: 北米 朝鮮半島
金正恩党委員長(左)とトランプ大統領――それぞれの個性が引き付けあったのか (C)AFP=時事

 

 ドナルド・トランプ米大統領が3月8日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と5月までに首脳会談を行うと表明し、世界に激震が走った。実現すれば史上初めての米朝首脳会談であり、朝鮮半島のあり方を大きく転換させる可能性がある。

 トランプ大統領は、金党委員長からトランプ大統領へのメッセージを持って訪米した韓国の特使団一行に明らかにした。わずか2日前の3月6日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金党委員長が4月末に板門店で南北首脳会談を開催することで合意した、という発表があったばかりだった。朝鮮半島情勢は予想を超えたスピードで動き出した。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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