
巨人の老川祥一オーナーが野球賭博問題でファンに頭を下げたのは、2016年3月のこと。わずか2年で「野球クジ」の導入に舵を切るとは……。右は高橋由伸監督 (C)時事
2015年、超党派で作るスポーツ議員連盟が唐突に野球クジ導入を提案し始めたとき、野球界は否定的、実現はないだろうという空気が大勢だった。実際このときは、全球団によるオーナー会議で野球クジ導入が否決されている。何しろ、巨人の現役選手だった笠原将生投手らが、野球賭博に関与していた事実が発覚し、「無期失格」処分を受けてまもない時期でもあった。

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