金正恩「核・ミサイル中止宣言」の衝撃(下)「金ファミリー」傾斜と「取り残される」日本

平井久志
執筆者:平井久志 2018年4月24日
今年2月8日、朝鮮人民軍創建70周年慶祝閲兵式で、儀仗隊を査閲する金正恩党委員長(右)と李雪主夫人(『労働新聞』ホームページより、以下同)

 

 4月27日に迫った南北首脳会談は、米朝首脳会談へ向けた「準備会談」という性格を帯びてくるだろう。

南北では「終戦宣言」「非核化宣言」も

 韓国政府は(1)非核化(2)朝鮮半島の平和定着(3)南北関係の発展――を議題に考えている。このうち(3)の主要な中身は、開城工業団地や金剛山観光、南北交易の再開など経済問題になるだろう。ただこれは国連安全保障理事会の制裁下では実行できず、非核化協議を先行させるしかない。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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