岩瀬昇のエネルギー通信 (46)

G7プラスチック問題「日本署名拒否」とエネルギー問題の「因果関係」

執筆者:岩瀬昇 2018年6月14日
タグ: 日本
経産省資源エネ庁HPより

 

 最近、米国西海岸ではプラスチック製ストローの使用が禁止されるようになっている、と飯田香織『NHK』ロサンゼルス支局長が、出かけたレストランやカフェでの実態を朝の番組『おはよう日本』でレポートし、ご自身のフェースブックにも投稿してくれている。欧州ではうねりとなって広がっている使い捨てプラスチック使用禁止がカリフォルニアにも及んだのだな、と思っていたら、「G7でプラスチックごみの海洋汚染問題協議、日本署名せず」(『TBS NEWS』2018年6月10日13:30)というニュースが流れてきた。えっ、日本は署名しなかった? なぜだろうか。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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