著名人の知られざる「台湾ルーツ」を発掘

『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』(小学館) 著者・野嶋剛さんインタビュー

執筆者:野嶋剛 2018年6月27日
エリア: アジア
野嶋剛『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』(小学館)/1620円

 

――本作『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』(小学館)には、政治家の蓮舫さん、女優の余貴美子さん、作家の陳舜臣さんなど、台湾にルーツを持つ様々な著名人の物語が描かれています。執筆の動機は何だったのでしょう。

 ご本人やご家族が台湾出身であることは知られているけれども、なぜ日本で人生を歩むことになったのかということまでは知られていない。そんな彼らのルーツを辿り、今の活躍の背景にある家族の物語を書きたいと思いました。

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執筆者プロフィール
野嶋剛(のじまつよし) 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に『イラク戦争従軍記』(朝日新聞社)、『ふたつの故宮博物院』(新潮選書)、『謎の名画・清明上河図』(勉誠出版)、『銀輪の巨人ジャイアント』(東洋経済新報社)、『ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち』(講談社)、『認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾』(明石書店)、『台湾とは何か』(ちくま新書)、『タイワニーズ 故郷喪失者の物語』(小学館)、『なぜ台湾は新型コロナウイルスを防げたのか』(扶桑社新書)など。訳書に『チャイニーズ・ライフ』(明石書店)。最新刊は『香港とは何か』(ちくま新書)。公式HPは https://nojimatsuyoshi.com
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