軍幹部の一斉処分人事断行:「コロナ禍」「食糧危機」下の北朝鮮で何が起きているのか
金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記は、故金日成(キム・イルソン)主席の命日にあたる7月8日午前零時に、遺体が安置されている錦繍山太陽宮殿を党幹部らとともに訪問した。党機関紙『労働新聞』は7月8日、この訪問を1面で報じた。
その際に掲載された写真(記事冒頭)から、北朝鮮の軍幹部たちがそろって党の職責を解任されたり、降格されたりしていることが明らかになった。6月29日に開催された朝鮮労働党中央委員会第8期第2回政治局拡大会議で、李炳哲(リ・ビョンチョル)党政治局常務委員や朴正天(パク・ジョンチョン)軍総参謀長、崔相建(チェ・サンゴン)党科学教育担当部長らが批判を受けたとみられ、処分人事はある程度予測されていたが、軍幹部たちがこれほど一斉に処分を受けることは異例だ。
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