「遊民経済学」への招待 (1)

何用あって北陸へ

執筆者:吉崎達彦 2015年4月4日
タグ: 中国 インド 日本

 日曜日の夕方、上野駅の地下20番ホームに立ってみて驚いた。ほとんど5分間隔で新幹線が来るのである。しかもその行き先が実にバラエティに富んでいる。

 

16:14 あさま 長野行き(長野新幹線)
16:18 やまびこ 仙台行き(東北新幹線)
16:26 はやぶさ・こまち 新青森/秋田行き(東北・秋田新幹線)
16:30 かがやき 金沢行き(北陸新幹線)
16:34 はやて 新青森行き(東北新幹線)
16:38 とき 新潟行き(上越新幹線)

 

 上野駅の20番ホーム。4分おきに違う種類の新幹線が入ってくる。
上野駅の20番ホーム。4分おきに違う種類の新幹線が入ってくる。

 ホームで待っている乗客は高齢の方が多いようなので、間違えた車両に乗ってしまうのではないかと見ていて心配になる。東京駅ならば乗り場が別々に表示されているが、上野駅ではそれらがまとめて1本のホームに入ってくる。まあ、途中で気が付けば、大宮駅で乗り換えるという手があるのだけれど。

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執筆者プロフィール
吉崎達彦(よしざきたつひこ) 双日総合研究所チーフエコノミスト。1960年(昭和35年)富山市生まれ。一橋大学社会学部卒業後、1984年日商岩井(現双日)に入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員、経済同友会調査役などを経て現職。新聞・経済誌・週刊誌等への執筆の他、「サンデープロジェクト」等TVでも活躍。また、自身のホームページ「溜池通信」では、アメリカを中心に世界の政治経済について鋭く分析したレポートを配信中。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『1985年』(新潮新書)など、共著に『ヤバい日本経済』(東洋経済新報社)がある。
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