【ブックハンティング】「健康」と「企業の成長」はどうつながるか

大西睦子
執筆者:大西睦子 2015年8月20日
エリア: 北米 日本
1日6時間以上座り続けると早死にする、という研究報告も……(新潮社刊)
※写真をクリックすると新潮社HPに飛びます。

 健康ブームの米国では、健康やダイエットに関するたくさんの本が出版されています。その中で極めて大きな注目を浴び、高い評価を受けている『EAT MOVE SLEEP』の日本語版『座らない!』(新潮社刊)が、このたび出版されました。この本は、健康的なライフスタイルを送るためのアイデアだけではなく、人生を勝利へと導く秘訣が込められています。私は1人の医師、研究者として、この『座らない!』を多くの方に読んでいただきたい、そのアイデアを実践していただきたいと思います。

 

難病罹患の経験から

 著者のトム・ラス氏は、『ニューヨーク・タイムズ』や『ウォール・ストリート・ジャーナル』のベストセラー番付にこれまで6冊もランキングされたことがある国際的ベストセラー作家です。

 ラス氏は、体の1カ所以上に腫瘍が発症するフォン・ヒッペル・リンドウ病(VHL病)と呼ばれる遺伝子疾患に罹患しています。16歳のときに視力の異常を感じて母親と一緒に眼科に受診し、VHL病による網膜の腫瘍を宣告されました。残りの人生に不安を感じる中、VHL病は、網膜以外にも腫瘍が発症する可能性があることを知りました。そして、視力は回復しないものの、長く生きるために何をすれば良いのか徹底的に学んだといいます。

執筆者プロフィール
大西睦子
大西睦子 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。1970年、愛知県生まれ。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月からボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。2008年4月から2013年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度受賞。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に『カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側』(ダイヤモンド社)。『「カロリーゼロ」はかえって太る!』(講談社+α新書)。『健康でいたければ「それ」は食べるな』(朝日新聞出版)などがある。
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