「一帯一路」:「水陸両棲」を目指す中国のジオポリティーク

林吉永
一帯一路構想に向け、すでに中国・パキスタン合意のもと鉄道建設計画も着々と進んでいる(C)AFP=時事

 

 地政学の祖と称され、英国下院議員であり、地理学者(オックスフォード大学地理学院初代院長)でもあったH・マッキンダー卿(1861-1947)は、「東ヨーロッパを支配するものがハートランドを支配し、ハートランドを支配するものがワールド・アイランドを支配し、世界を支配する」と、大陸心臓部(ハートランド)の大国、ロシアとプロシア(ドイツ)のユーラシア大陸外縁および外洋への進出に警鐘を鳴らした。

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執筆者プロフィール
林吉永 はやし・よしなが NPO国際地政学研究所理事、軍事史学者。1942年神奈川県生れ。65年防衛大卒、米国空軍大学留学、航空幕僚監部総務課長などを経て、航空自衛隊北部航空警戒管制団司令、第7航空団司令、幹部候補生学校長を歴任、退官後2007年まで防衛研究所戦史部長。日本戦略研究フォーラム常務理事を経て、2011年9月国際地政学研究所を発起設立。政府調査業務の執筆編集、シンポジウムの企画運営、海外研究所との協同セミナーの企画運営などを行っている。
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