医療崩壊
医療崩壊(1)

税金に頼らない「自由な民間研究者」を育成せよ

上昌広
共同研究の打ち合わせで2016年1月にネパールを訪問した時の写真。右から樋口朝霞看護師(医療ガバナンス研究所)、ディピカ・スレスタ看護師、カマドュ・デキシ・デブコタ・トリブバン大学教育病院教授、レポード・クレア公衆衛生学修士(エジンバラ大学)、谷本哲也医師(医療ガバナンス研究所)、津田健司医師(帝京大学)。(筆者提供)

 

 日本の研究レベルの衰退が叫ばれて久しい。

 3月23日には、英科学誌『ネイチャー』が「日本の科学研究は過去10年で失速」という記事を掲載した。

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執筆者プロフィール
上昌広 特定非営利活動法人「医療ガバナンス研究所」理事長。 1968年生まれ、兵庫県出身。東京大学医学部医学科を卒業し、同大学大学院医学系研究科修了。東京都立駒込病院血液内科医員、虎の門病院血液科医員、国立がんセンター中央病院薬物療法部医員として造血器悪性腫瘍の臨床研究に従事し、2016年3月まで東京大学医科学研究所特任教授を務める。内科医(専門は血液・腫瘍内科学)。2005年10月より東京大学医科学研究所先端医療社会コミュニケーションシステムを主宰し、医療ガバナンスを研究している。医療関係者など約5万人が購読するメールマガジン「MRIC(医療ガバナンス学会)」の編集長も務め、積極的な情報発信を行っている。『復興は現場から動き出す 』(東洋経済新報社)、『日本の医療 崩壊を招いた構造と再生への提言 』(蕗書房 )、『日本の医療格差は9倍 医師不足の真実』(光文社新書)、『医療詐欺 「先端医療」と「新薬」は、まず疑うのが正しい』(講談社+α新書)、『病院は東京から破綻する 医師が「ゼロ」になる日 』(朝日新聞出版)など著書多数。
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