「私は日本のマクロン」小池都知事と「本家マクロン」の違い

渡邊啓貴
執筆者:渡邊啓貴 2017年7月27日
カテゴリ: 国際 政治 社会
エリア: ヨーロッパ 日本
小池都知事はマクロン大統領のように国政に躍り出るか (C)時事

 

 筆者はフランスの政治を専門としているので、このところ何度もメディアの人から同じ質問を受ける。「小池百合子東京都知事とエマニュエル・マクロン仏大統領は似ていますか」と。フランスではマクロン氏が5月に大統領に選出後、6月の総選挙で大勝したころ、日本では小池都知事主導の「都民ファーストの会」が都議会選挙で大勝しそうな勢いになったころからである。

 どうも小池都知事ご本人が、自分はマクロンと政治スタイルが似ている、という趣旨のことを言っているようだ。実際に『文藝春秋』7月号の手記では、ご本人がマクロンとの近似性について触れている。小池知事と直接話した某大手テレビのニュースキャスターに聞くと、そうした発言の先には、ご自分もマクロンと同様に日本のトップリーダー、つまり首相になれるはずだという気持ちが秘められているという。

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執筆者プロフィール
渡邊啓貴 東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。1954年生れ。パリ第一大学大学院博士課程修了、パリ高等研究大学院・リヨン高等師範大学校客員教授、シグール研究センター(ジョージ・ワシントン大学)客員研究員、在仏日本大使館広報文化担当公使(2008-10)を経て現在に至る。著書に『ミッテラン時代のフランス』(芦書房)、『フランス現代史』(中公新書)、『ポスト帝国』(駿河台出版社)、『米欧同盟の協調と対立』『ヨーロッパ国際関係史』(ともに有斐閣)『シャルル・ドゴ-ル』(慶應義塾大学出版会)『フランス文化外交戦略に学ぶ』(大修館書店)『現代フランス 「栄光の時代」の終焉 欧州への活路』(岩波書店)など。
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