イラク北部「クルディスターン」の独立を左右するロシアの「石油権益」

池内恵
執筆者:池内恵 2017年10月3日
エリア: 北米 ロシア 中東
「クルディスターン」の”国旗”を掲げて越境トルコ軍部隊の即時撤退を要求してデモ行進するクルド族市民(C)AFP=時事

 

 クルド情勢がめまぐるしく揺れ動く。9月25日にイラク北部のクルド自治区(KRG: クルディスターン地域政府)支配地域で、独立の賛否を問う住民投票が強行され、投票率が72%、そのうち92.73%が独立に賛成という、予想通りの一方的な結果が出た。これによって勢いづき、KRGは11月1日に大統領選挙と議会選挙を行うとクルド・メディア『ルダウ』は伝える

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執筆者プロフィール
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター准教授。1973年生れ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、『【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』 (新潮選書)、 本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。
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