「EV」普及対策で「高速充電事業者」とタイアップする石油メジャー「シェル」

岩瀬昇
執筆者:岩瀬昇 2017年12月1日
エリア: 北米 中東 日本
日本ではまだまだ「高速充電」のインフラ整備が遅れている(ロンドン市内)(C)AFP=時事

 

 かつての「石油は枯渇する」ことを前提とした「ピーク・オイル論」は影を潜め、今では需要が供給より先にピークを迎えるという「新ピーク・オイル論」が主流の考え方になっている。だが、「ロイヤル・ダッチ・シェル」(以下、シェル)を含むスーパーメジャー各社の長期予測も、IEA(国際エネルギー機関)やOPEC(石油輸出国機構)の長期展望も、今から2035年や2040年までの間にはまだ「ピーク」は来ない、という見方で一致している。いつか来る、だが、まだだ、というわけだ。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同) がある。
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