EUの今後を左右するイタリア「ポピュリスト」連立交渉

執筆者:花田吉隆 2018年3月28日
エリア: ヨーロッパ
連立交渉の中で首相候補に擬せられる「五つ星運動」のディ=マイオ氏(右)と、同党創設者のコメディアン、ベッペ・グリーロ氏 (C)AFP=時事

 

 イタリア人は政府を信用していない。

 ローマ帝国の下、世界に冠たる文明を誇った国が、どうしてゴミの山1つ片付けられないのか。その昔、ナポリ市の公共機関が麻痺し、ゴミが町中に溢れかえったことがあった。その時、誰もがこう思ったが、イタリア人にとって個人の空間と公の空間とは別だ。

 個人の技量としては、バイオリンにしろ、スポーツカーにしろ、ファッションにしろ、イタリアの右に出る者はいない。それがこと政治やゴミ収集や治安の問題になると、からきしこの国はダメになる。

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執筆者プロフィール
花田吉隆 元防衛大学校教授。1977年東京大学法学部卒業。同年外務省入省。在スイス大使館公使、在フランクフルト総領事、在東ティモール特命全権大使、防衛大学校教授などを歴任。
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