米英仏「シリア爆撃」は国際法違反なのか

鈴木一人
執筆者:鈴木一人 2018年4月27日
国際法上、「武力制裁」は国連安保理(写真)の決議がなければならないのだが (c)AFP=時事

 

 米東部時間の4月14日、米英仏によるシリアへのミサイル攻撃は国際法上違法であると訴えるロシアによって、国連安全保障理事会が招集された。安保理ではミサイル攻撃の合法性を巡る議論が展開され、ロシア提案の米英仏非難決議が投票にかけられたが、ロシア、中国、ボリビアの3カ国しか賛成せず、過半数に達しなかったため、決議は採択されなかった。

 なぜロシアは、シリアへのミサイル攻撃の違法性を訴えたのに3票しか賛成を集められなかったのか、そもそもあのミサイル攻撃には合法性があったのか、について論じてみたい。

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執筆者プロフィール
鈴木一人 すずき・かずと 北海道大学大学院法学研究科教授。1970年生まれ。1995年立命館大学修士課程修了、2000年英国サセックス大学院博士課程修了。筑波大学助教授を経て、2008年より現職。2013年12月から2015年7月まで国連安保理イラン制裁専門家パネルメンバーとして勤務。著書にPolicy Logics and Institutions of European Space Collaboration (Ashgate)、『宇宙開発と国際政治』(岩波書店、2012年サントリー学芸賞)、『EUの規制力』(日本経済評論社、共編)、『技術・環境・エネルギーの連動リスク』(岩波書店、編者)などがある。
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