野党再編総選挙経て今後の展開について

T
トピック作成者
Temupokku
2017年10月28日06時54分
衆院議員総選挙により民進党は3つに分裂しました。
保守からリベラルまでウイングのが広く、党内をまとめる事ができなかった民進党が保守(希望の党)護憲(立民)その他に分裂した事で今後議論が深まる事を期待したいところですが、ここに来て希望の党内で民進党への先祖帰りとも取れる動きが顕在化してきております。
再び民進党は統一し、反対だけの野党に転落してしまうのでしょうか?

    A
    投稿者:AprilHare2017年10月29日19時29分
    また、野党だけの問題ではありませんが、比例得票数が発表されました。
    議席数とは全く異なる結果が出ています。

    第48回衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査 速報資料(総務省)
    http://www.soumu.go.jp/senkyo/48sansokuhou/index.html

    与党(自公こころ):
    やはりというか、今度も過半数割れでした(46.82%→45.95%)。都合の良いタイミングで選挙を仕掛けてすら半数に至らなかった結果は、政権への不信任としか言えません。

    希望:
    得票率は到底無視できません(17.36%)が、理念や主張のブレが大きいため、有権者の意思としてどのように位置づけてよいかに迷います。立憲等に加算しても第三極として扱っても、その評価に大きな影響を与える得票率です。

    立憲民主、共産、社民:
    「左派」イメージの強いこれらの政党ですが、比例得票率で立憲民主が前回民主を超えた(18.33%→19.88%)のが目を引く一方、希望を無視するならば前回の類似ポジション政党(民主、共産、社民、生活)の単純合計からは減少しています(34.09%→29.47%)。逆に全加算なら総合計で与党を超え(46.82%)、半分加算でも38.15%で「民進系の躍進」と言えるでしょう。

    維新、次世代(現こころ):
    一時は「第三極」と呼ばれたこれらの政党ですが、維新の衰退(15.72%→6.07%)やこころの与党化により、希望を無視するならばブームは終わった(合計18.37%→6.07%)と言っていでしょう。逆に合計23.43%で「第三極ブームの再燃」と言えますし、半分加算でも14.75%で「やや下火」レベルです。
    A
    投稿者:AprilHare2017年10月28日10時26分
    野党再編というか、諸野党の分裂や合流は、これからもずっと続くと見ています。
    衆議院議員の大半と参議院議員の3割弱を選出する小選挙区においては、有力候補は二つに収斂すると計算されています(デュヴェルジェの法則)。
    しかし、これは投票者や候補が理念ではなく打算妥協で行動する(※)ことが前提の理論です。理念なき政党遍歴(合理的ではあっても)に対する批判は多いのが、現実の政治というものです。

    ※投票者は、当選を争えるトップ2以外に投票して死票に終わるよりも、落選確実な第一希望ではなく当選の目がある第二希望で妥協する。トップ2以外の候補は、独自理念にこだわって落選するよりも、主張の一部が共通するトップ2候補を当選させることで、主張の一部実現で妥協する。

    デュヴェルジェの法則による「打算に基づく合流」と政治家に理念を求めるがゆえの「信念による分裂」の矛盾を乗り越えた政党は、いつになったら完成するのか? そもそも完成するのか? 衆議院選挙の小選挙区制導入(1996年)から今年で21年、一度はそれなりの形(2009年時点の民主党)になったものも崩壊しました。

    ・選挙制度を変えて「打算に基づく二大政党への合流」の合理性を失わせる
    ・政治家や政党に理念を求めなくなる(理念なき政治家や政党の信頼性をどう確保するかが問題ですが)

    このどちらかを選ばない限り、イレギュラーではなく常態としての野党「再編」は、何十年でも続くでしょう。
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