「遊民経済学」への招待
「遊民経済学」への招待(2)

フェイスブックで旅は道連れ

吉崎達彦

  鰆(さわら)という魚は、魚へんに春と書く。しかし岡山市の割烹桃井の店主に聞くと、本当の食べ頃は冬なのだそうだ。春になると、鰆は産卵のために瀬戸内海に戻ってくる。でも食べるには、寒い時期に隠岐の島あたりで採れるものが最高であるとのこと。
  などといった薀蓄を聞きながら、出された旬の鰆の刺身はまことに見事なものであった。

見事な鰆。写真を撮る前に、我慢できずに一切れ食べちゃいました。

「鰆をおろすのは難しいんです。若い頃に先輩のやり方を見ながら、自分なりにずいぶん工夫したものです。もう40年以上前のことになりますけどね」
 早い時間に入ったため、店内の客は筆者1人きりであった。お蔭でカウンター席に陣取り、店主を独り占めにすることができた。鰆は脂がのっていて、まことに美味であった。
と、その場でiPadで写真をパチリ。でもって、ただちにフェイスブックに掲載。こんなコメントをつけてみた。

倉敷にて岡山経済研究所の新春講演会を終えました。現在、岡山市の割烹桃井にて鰆や車海老やメバルをいただいてます。推薦してくれたH君どうもありがとう。エンジョイしてます!

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執筆者プロフィール
吉崎達彦
吉崎達彦 双日総合研究所チーフエコノミスト。1960年(昭和35年)富山市生まれ。一橋大学社会学部卒業後、1984年日商岩井(現双日)に入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員、経済同友会調査役などを経て現職。新聞・経済誌・週刊誌等への執筆の他、「サンデープロジェクト」等TVでも活躍。また、自身のホームページ「溜池通信」では、アメリカを中心に世界の政治経済について鋭く分析したレポートを配信中。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『1985年』(新潮新書)など、共著に『ヤバい日本経済』(東洋経済新報社)がある。
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