「南沙問題」をアフリカはどうみるか:「TICAD VI」の前に

執筆者:平野克己 2016年8月22日
エリア: アフリカ アジア
前回の第5回(2013年)は横浜での開催だった(C)時事

 

 すっかりご無沙汰してしまった(ちゃんと生きてます)。「研究活動からキレイサッパリ足を洗い、理事業に徹する」と決め、数々と諸々に集中これ努めてきた積りだが、「第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)」(8月27日~28日)のためケニアの首都ナイロビに旅立つ前に、この一大イベントについて書いておかなければと思った。3000人の日本人がやってくるというから、読者のなかにもナイロビへ行かれる方がいるかもしれないし、現地でお会いするかもしれない。

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執筆者プロフィール
平野克己(ひらのかつみ) 1956年生れ。早稲田大学政治経済学部卒、同大学院経済研究科修了。スーダンで地域研究を開始し、外務省専門調査員(在ジンバブエ大使館)、笹川平和財団プログラムオフィサーを経てアジア経済研究所に入所。在ヨハネスブルク海外調査員(ウィットウォータースランド大学客員研究員)、JETRO(日本貿易振興機構)ヨハネスブルクセンター所長、地域研究センター長などを経て、2015年から理事。『経済大陸アフリカ:資源、食糧問題から開発政策まで』 (中公新書)のほか、『アフリカ問題――開発と援助の世界史』(日本評論社)、『南アフリカの衝撃』(日本経済新聞出版社)など著書多数。2011年、同志社大学より博士号(グローバル社会研究)。
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