マイナス成長に転落したアフリカ

執筆者:平野克己 2017年3月16日
エリア: アフリカ アジア
アフリカ経済では石油産業が売上高の上位を占める(リビアのコンビナート)(C)AFP=時事

 

 アフリカ情報誌の老舗にフランスの『Jeune Afrique』があるが、ここは英語の情報誌も出していて『The Africa Report』という。研究現場を離れた今もこれだけは読んでいる。第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)があった昨年は、外務省の招聘で英仏誌双方の記者が来日したので研究所で会い、ナイロビの本番にはJETRO(日本貿易振興機構)が彼らを現地に招聘した。そこでも会って、寄稿もした。先月パリに行った際には、この2人と日本人シェフの店でフランス料理を食べ、日本映画の話に花を咲かせた。

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執筆者プロフィール
平野克己(ひらのかつみ) 1956年生れ。早稲田大学政治経済学部卒、同大学院経済研究科修了。スーダンで地域研究を開始し、外務省専門調査員(在ジンバブエ大使館)、笹川平和財団プログラムオフィサーを経てアジア経済研究所に入所。在ヨハネスブルク海外調査員(ウィットウォータースランド大学客員研究員)、JETRO(日本貿易振興機構)ヨハネスブルクセンター所長、地域研究センター長などを経て、2015年から理事。『経済大陸アフリカ:資源、食糧問題から開発政策まで』 (中公新書)のほか、『アフリカ問題――開発と援助の世界史』(日本評論社)、『南アフリカの衝撃』(日本経済新聞出版社)など著書多数。2011年、同志社大学より博士号(グローバル社会研究)。
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