ニューヨーク発 トランプのアメリカ (17・最終回)

「ポルノ女優」のスキャンダルは大統領の抱える「時限爆弾」になるか

執筆者:青木冨貴子 2018年4月10日
エリア: 北米
ニューヨーク市内にあるバーでも、「60ミニッツ」でインタビューを受けるダニエルズの映像が流れるほど、全米が注目している (C)EPA=時事

 

 ドナルド・トランプがホワイトハウス入りしてから、投稿するツイッターの数は毎日平均6~7回、通算で3000回ちかくになる。にもかかわらず、性的関係をもったと訴え、現在、全米の話題をさらっているポルノ女優“ストーミー・ダニエルズ”(本名ステファニー・クリフォード)については1回も、一言も呟かず、長い沈黙を続けている。

カテゴリ: 社会 政治
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執筆者プロフィール
青木冨貴子(あおきふきこ) あおき・ふきこ ジャーナリスト。1948(昭和23)年、東京生まれ。フリージャーナリスト。84年に渡米、「ニューズウィーク日本版」ニューヨーク支局長を3年間務める。著書に『目撃 アメリカ崩壊』『ライカでグッドバイ―カメラマン沢田教一が撃たれた日』『731―石井四郎と細菌戦部隊の闇を暴く』『昭和天皇とワシントンを結んだ男』『GHQと戦った女 沢田美喜』など。 夫は作家のピート・ハミル氏。
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