日本はナイジェリア、中国は南ア:集中するアフリカ投融資

平野克己

 英国の法律事務所リンクレーターズが先月、アジア諸国がアフリカに対して提供しているプロジェクト・ファイナンスに関し、レポートを発表した。これがちょっと驚くべき内容で、昨年の投融資額をみると、アジアのなかでは日本が断然トップで35.4億ドルにも達し、これは第2位の中国の3倍にあたるという。「アジアからのアフリカ投資にあっては中国が支配的というのが一般通念だが、これに反して日本はゆっくりと、しかし顕著にアフリカ大陸での影響力を伸ばしている」というのである。ちなみに第3位がインドで、第4位はマレーシアである。

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執筆者プロフィール
平野克己 1956年生れ。早稲田大学政治経済学部卒、同大学院経済研究科修了。スーダンで地域研究を開始し、外務省専門調査員(在ジンバブエ大使館)、笹川平和財団プログラムオフィサーを経てアジア経済研究所に入所。在ヨハネスブルク海外調査員(ウィットウォータースランド大学客員研究員)、JETRO(日本貿易振興機構)ヨハネスブルクセンター所長、地域研究センター長などを経て、2015年から理事。『経済大陸アフリカ:資源、食糧問題から開発政策まで』 (中公新書)のほか、『アフリカ問題――開発と援助の世界史』(日本評論社)、『南アフリカの衝撃』(日本経済新聞出版社)など著書多数。2011年、同志社大学より博士号(グローバル社会研究)。
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