「毛沢東」に近づく「習近平」1人勝ちの「陥穽」

井尻秀憲
生き生きとした表情の習近平氏と比べ、どこか表情が冴えない胡錦涛氏(左)と江沢民氏(右)(C)AFP=時事

 

 10月18日から24日まで、中国共産党第19回党大会が大々的に開催され、各国のメディアも大きく報道した。最終日の24日に、向こう5年間の習近平政権2期目の指導部を構成する次期中央委員を選出し、習派が最大派閥になった。党規約に「毛沢東思想」に並ぶ「習近平思想」が盛り込まれた。同大会は、習氏による習氏のための大会だったのだ。

 翌25日には第19期第1回中央委員会が開かれ、向こう5年間の最高指導部(政治局員)人事も決まった。残りの国家の役職は、来年3月の全国人民代表大会(日本の国会に相当)で決まる予定だ。

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執筆者プロフィール
井尻秀憲 1951年、福岡県生まれ。東京外国語大学名誉教授。同大学中国語科卒業。同大学大学院を経て、カリフォルニア大学バークレー校政治学部大学院博士課程修了。政治学博士(Ph.D.)。神戸市外国語大学助教授、外務省在北京大使館専門調査員、筑波大学助教授、東京外国語大学教授、同大学大学院教授などを歴任。著書に『アメリカ人の中国観』 (文春新書)、『李登輝の実践哲学―五十時間の対話』(ミネルヴァ書房)、『迫りくる米中衝突の真実』(PHP研究所)、『中国・韓国・北朝鮮でこれから起こる本当のこと』 (扶桑社BOOKS)、『アジアの命運を握る日本』(海竜社)などがある。
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