世界のビジョナリーが注目「SF思考」を個人で使いこなす3つの方法

執筆者:藤本敦也 2021年10月31日
タグ: マネジメント
エリア: アジア
多様性を担保すべく、はじめは複数の人で「SF思考」に取り組むとよいだろう。慣れてくると、自分個人の「武器」として活かせる。© imtmphoto / Shutterstock
新規事業のアイディアが浮かばない、未来について漠然とした姿しか思い描けない――そんな悩みを持つ人は少なくない。新規事業創出の壁に直面していた筆者にブレイクスルーをもたらしたのは「SF思考」だった。有力企業が続々とSFに着目し、「未来を創るビジネスパーソンこそSFの活用が必要」と考えるのはなぜか。SF作品に親しみがなくても取り入れられる「未来ストーリーの創り方」とは。

世界のリーダーとSF(サイエンス・フィクション)

 ビル・ゲイツ、ジェフ・ベゾス、バラク・オバマ。誰もが知っている世界的なリーダーであり、優れたビジョナリーだ。だが同時に、彼らはSF(サイエンス・フィクション)作品好きである点も共通している。例えばジェフ・ベゾス氏は「Kindle」のアイディアにアメリカのSF作家ニール・スティーヴンスンの小説「ダイヤモンド・エイジ」の影響があったと話している。

この記事だけをYahoo!ニュースで読む>>
カテゴリ: 経済・ビジネス
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
藤本敦也(ふじもとあつや) 三菱総合研究所シニアプロデューサー。東京大学大学院新領域創成科学研究科修士課程修了。ESADEビジネススクール(バルセロナ)経営学修士課程(MBA)修了。2006年、三菱総合研究所入社。同社シニアプロデューサー。専門は、新規事業開発、組織戦略(経営統合等)。ブレインテックなどの先端技術を活用した新規事業から、ペットビジネス、シニアビジネスなど多岐にわたるコンサルティングサービスを現場・ユーザーを強く意識し展開。技術・マクロトレンドと人・社会の変容を織り交ぜた、未来社会像構築も多数実施。株式会社ワイズポケットの創業メンバーでもある。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top