2018年7月28日から30日にかけて、筆者は内閣府のビザなし交流団の一員として北方領土の択捉・国後両島を訪問した。訪問日程は初日が国後島、続く2日が択捉島である。
筆者は2013年にも両島を訪れているが、5年ぶりの訪問でまず驚いたのは、インフラ整備が格段に進んでいることであった。かつてはごくわずかしかなかった舗装道路が島の主要部をほぼカバーするようになり、廃墟同然だった建物も綺麗にリノベーションされていたり、その途中であったりするものが目につく。公共施設も充実し、立派な公民館やスポーツ施設、保育所などができていた。
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