次から次へと出てくる改革潰し軍団。甘利行革相も労組「連合」も、満を持して“お仲間”に……。 政権発足からわずか二カ月で、内閣支持率は急降下。麻生政権は早くもきりもみ状態に陥った。定額給付金、道路財源、地方出先機関改革などでも官邸の迷走は止まらない。 そんな中、行政改革は、迷走というより、着実に“改革逆行”の巡航モードに入った。甘利明行政改革担当大臣の直属のはずの官僚はこう評する。「甘利大臣はもはや完全な抵抗勢力。あるときは労働大臣、あるときは経済産業大臣に戻って、行革をつぶす側で立ち回る。行革の旗は当面おろすしかない」。
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