政府を動かすアメリカの「イルカ神話」

執筆者:ルイーズ・ブランソン 2003年5月号
エリア: 北米

ツナ缶の原料となるマグロが、“イルカを傷つけない”漁法で捕られたか否か――これがアメリカで大論争になっている。[ワシントン発]アメリカ人は昔から、イルカに格別の思い入れを抱いてきた。波間を陽気に跳ね回る姿を愛し、海で人間を守るその賢さに惜しみない賛辞を贈るのだ。だが、こうしたイメージは、TVシリーズ『わんぱくフリッパー』で作り上げられたものに他ならない。「フリッパー」という名のイルカと少年たちとの友情を描いたこのシリーズは、米テレビ史上屈指の人気番組として一九六〇年代以降、くり返し放映されており、今なおイルカ人気に翳りは見られない。

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執筆者プロフィール
ルイーズ・ブランソン イギリス出身。英『サンデー・タイムズ』紙モスクワ支局長を経てフリーランスに。米『ワシントン・ポスト』紙元モスクワ支局長で夫のダスコ・ドーダー氏との共著に『ミハイル・ゴルバチョフ』『ミロシェビッチ――暴君のポートレイト』がある。
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