北朝鮮は4月11日の第4回党代表者会、同13日の最高人民会議第12期第5回会議で金正恩(キム・ジョンウン)氏を党第1書記、国防委員会第1委員長に推戴し新たな指導体制を確立すると、金永日(キム・ヨンイル)党国際部長(党政治局員候補)を団長とする代表団を4月20日から24日まで中国に派遣し、中国側と第2回戦略対話を行なった。
中朝間の戦略対話は昨年6月10日から13日まで李源潮党組織部長(党政治局員)を団長とする中国代表団が訪朝して行なった第1回戦略対話に続くものだ。金正日(キム・ジョンイル)総書記は6月13日に李源潮部長と会見し、この会見には金正恩党中央軍事委副委員長など北朝鮮幹部も同席した。
今回の第2回戦略対話では、北朝鮮側が党と国家の人事などを中国側に説明し、朝鮮半島情勢について突っ込んだ意見交換をしたとみられるが、当然、北朝鮮の最高指導者になった金正恩党第1書記の訪中問題も協議されたとみられる。
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