変われない銀行の“大罪”

執筆者:高見沢裕史 2001年4月号
エリア: 日本

不良債権の最終処理まで道程は遠い 金融システム不安が再燃し、政府・与党は大手銀行から持合株式を買い上げる「銀行保有株式取得機構」の設立や、銀行に不良債権の最終処理を促す内容を盛り込んだ緊急経済対策を決めた。バブル崩壊から十年。幾度となく「問題先送り」を繰り返し、そのたびに金融システム危機は深刻化した。市場では「公的資金投入も検討するべきだ」との声が出始めているが、もし実現すれば、四度目の公的資金投入となる。「失われた十年」で済むのか、それとも「失われた二十年」になるのか、日本は最後の正念場を迎えている。

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