プーチンの主張する「NATO不拡大約束」は、なぜ無かったと言えるのか
ロシアとウクライナ、そして米欧との大きな争点の1つはNATO(北大西洋条約機構)の拡大問題である。ロシアはウクライナのNATO加盟、つまりNATOのさらなる拡大に反対であり、NATOはこれ以上拡大しないとの拘束力のある約束を求めている。この背景には、「冷戦終結時に西側はNATO不拡大を約束したものの、その約束は破られてきた」というロシアの主張が存在する。
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