すべてのカギを握るのは古賀新幹事長 自民党の公家集団「宏池会」(加藤派)は事実上分裂し、「ポスト森」の最右翼だった加藤紘一元幹事長は“蟄居”の身となった。森内閣の倒閣宣言をした加藤氏は、あっけない幕切れの後、ホームページに「十字架を背負って再出発する」とのメッセージを残した。しかし、現実は甘くない。 永田町は加藤氏の政治的自殺行為を既成事実として「加藤外し」を公然化し、国民は加藤氏の「最高指導者としての資質」に疑念を持った。第二次森改造内閣で次世代のニューリーダーとされる橋本派の額賀福志郎、江藤・亀井派の平沼赳夫氏らが入閣したのは、その始まりだ。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン