【インタビュー】陳智思(亜洲保険総裁 香港特別行政区行政会議員) 日本とも組み、保険ビジネスを中国全土に拡大する

樋泉克夫
執筆者:樋泉克夫 2005年6月号
カテゴリ: 国際 金融
エリア: 中国・台湾

将来の行政長官とも目される香港の若き実力者が、「大中華圏」でのビジネス戦略と香港の将来を語った。 三月十日、北京から香港特別行政区行政長官代行に指名された曽蔭権は、十七人の行政会議員(閣僚に相当)を従え会見に臨んだ。一列に並んだ十七人の向かって右端に陳智思は立っていた。まるで世論を見極めてやるといわんばかりに、周囲をジッと観察しているのだった。 一九六五年一月生れの四十歳。英語名はバーナード・チャン。さらにチャーンワット・ソーポンパニットというタイ名も持つ。父は亜洲保険、亜洲商業銀行などを傘下に置く香港の金融コングロマリット・亜洲金融集団の総帥で、八八年から全国人民代表大会の香港代表にも選ばれている陳有慶(三二年生れ)。

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執筆者プロフィール
樋泉克夫 愛知県立大学名誉教授。1947年生れ。香港中文大学新亜研究所、中央大学大学院博士課程を経て、外務省専門調査員として在タイ日本大使館勤務(83―85年、88―92年)。98年から愛知県立大学教授を務め、2011年から2017年4月まで愛知大学教授。『「死体」が語る中国文化』(新潮選書)のほか、華僑・華人論、京劇史に関する著書・論文多数。
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