デスパレイト・ホワイトハウスワイフ

名越健郎
執筆者:名越健郎 2005年7月号
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

 2期目のブッシュ米政権で、ファーストレディー、ローラ・ブッシュ夫人の存在感が増している。図書館司書出身で、国民の好感度は8割以上。政治に口出しせず、夫を陰で支えてきたが、アフガニスタンや中東を相次いで単独訪問し、中東民主化の必要性を説くなど、最近になって表舞台での活動が目立つ。 ホワイトハウス記者会とのディナーでは、「夫はたいてい9時には寝ているわ。世界の圧政を終わらせるためには、もっと遅くまで起きていなくてはだめと言っているのに」と述べた後、「おかげでわたしとリン・チェイニー(副大統領夫人)は絶望的な主婦よ」と述べ、爆笑を買った。「絶望的な主婦(Desperate Housewives)」とは、主婦の性的不満などを扱ったABCテレビの夜の人気ドラマ。ファーストレディーが大統領への不満を告白したのではないか、と話題になった。 世論調査で、ブッシュ大統領の支持率が47%、ローラ夫人の支持率が85%という数字が出た。 ローラ夫人がブッシュ大統領に言った。「わたしたちの学生時代の成績と同じ数字だわ」 ローラ夫人が識字率向上の社会運動に着手し、演説でこう述べた。「まず最初に、夫の識字率向上から始めます」

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執筆者プロフィール
名越健郎
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。
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