仏ニュースサイト『メディアパルト』成功の秘密(下)「独立したメディア」の重要性

広岡裕児
執筆者:広岡裕児 2017年1月13日
エリア: ヨーロッパ
『メディアパルト』のトップ画面(写真をクリックするとサイトに飛びます)

 

 プレネル編集長は、「新聞にはアジャンダをつくるという役割がある」と言う。「アジャンダ」は英語の「アジェンダ」(議題)と同じ語源で、「日程表」といった意味もある。すでに世の中に起きたことを伝えるのではなく、ニュースの力によって、新聞が先行して世の中の課題、日程表をつくり出していく、という意味だ。

「もし情報が的確で粘り強いものであれば、世の中を動かすことができます。未公開の公益的な利益のある情報を持ったジャーナリストは、コメントするだけの評論家よりもずっと効果的な改革者です。私は情報のデモクラシー的有益性を信じています」

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執筆者プロフィール
広岡裕児 1954年、川崎市生まれ。大阪外国語大学フランス語科卒。パリ第三大学(ソルボンヌ・ヌーベル)留学後、フランス在住。フリージャーナリストおよびシンクタンクの一員として、パリ郊外の自治体プロジェクトをはじめ、さまざまな業務・研究報告・通訳・翻訳に携わる。代表作に『エコノミストには絶対分からないEU危機』(文藝春秋社)、『皇族』(中央公論新社)、『EU騒乱―テロと右傾化の次に来るもの―』(新潮選書)ほか。
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