経済の頭で考えたこと
経済の頭で考えたこと(93)

キッシンジャーも見通せない「ロシア問題」の解決策

田中直毅
執筆者:田中直毅 2017年8月1日
エリア: 北米 ロシア 日本
2012年1月23日、モスクワで会談するプーチン(右)とキッシンジャー (C)AFP=時事

 

 プーチン大統領が耳を傾ける米国人はブレジンスキー(ジョンソン大統領の大統領顧問、カーター政権の大統領補佐官)とキッシンジャー(ニクソン政権、フォード政権の大統領補佐官・国務長官)の2人だといわれてきた。なぜなら彼らは追い込まれたロシア人の心理を知るとともに、ロシアが持ち得ている稀少な政治資本にも注意喚起を続けてきたからだ。

ロンドンからモスクワへ

 「ロシアを追い込めば、ロシアは自らの関与できる能力を世界秩序にとって不適切に使用することも辞さない」というロシア人の心理状況を的確に知る人は現実政治では減少を続けている。

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執筆者プロフィール
田中直毅 国際公共政策研究センター理事長。1945年生れ。国民経済研究協会主任研究員を経て、84年より本格的に評論活動を始める。専門は国際政治・経済。2007年4月から現職。政府審議会委員を多数歴任。著書に『最後の十年 日本経済の構想』(日本経済新聞社)、『マネーが止まった』(講談社)などがある。
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