より巨大に、よりハイテク化した農場がアメリカで計画されている。ゼロ・エミッションはもとより、発電すら「牛」でまかなうスーパー農場とは――[カリフォルニア発]ウィリアム・バック・ジョンズが計画中の「牛の町」構想を話すと、たいてい相手は笑い出す。なにせ、カリフォルニア州・モハーベ砂漠にある千九百エーカー(約二百三十三万坪=東京都中野区の面積の約半分に相当)の土地に、巨大ハイテク酪農団地を建設しようというのだ。 だが、ジョンズの計画は大まじめなもので、支援者たちは、これが成功すれば、環境にやさしい画期的な酪農団地になると語る。
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