池内恵の中東通信
池内恵
執筆者:池内恵 2016年1月31日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: 中東

サウジ・サルマーン国王の息子ムハンマド副皇太子への直接譲位説

2016年1月31日 09:35
サウジのムハンマド副皇太子への権力集中がもたらす王族内や国内諸勢力からの反発への不安、その手腕と資質への疑念が、欧米メディアの報道において強調される中で、不安感を煽るような情報発信がサウジの在外反体制派によって行われている。高齢のサルマーン国王が生前に退位…
執筆者プロフィール
池内恵 東京大学先端科学技術研究センター准教授。1973年生れ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。日本貿易振興機構アジア経済研究所研究員、国際日本文化研究センター准教授を経て、2008年10月より現職。著書に『現代アラブの社会思想』(講談社現代新書、2002年大佛次郎論壇賞)、『イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社、2009年サントリー学芸賞)、『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、『【中東大混迷を解く】 サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』 (新潮選書)、 本誌連載をまとめた『中東 危機の震源を読む』などがある。個人ブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」(http://ikeuchisatoshi.com/)。
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エチオピアとエリトリアの和平は紅海沿岸地域の戦略環境を変化させる

2018年7月31日 18:20
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トルコは東エルサレムへの浸透図る

2018年7月1日 11:12
なんとなく気になる記事である。イスラエル・パレスチナの和平で最も難関の課題はエルサレム問題、特に宗教的な象徴的な意味を多く持つ東エルサレムの帰属である。ここでイスラエルは実効支配の現実を譲る気配はなく、PLOはそれに対抗する術がない。1948年から1967年まで東エ…
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上海協力機構はG7に対抗する「非米同盟」の核となるか?

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ヨルダンは「アラブの春」以来の大揺れ

2018年6月5日 18:59
ヨルダンが、2011年に「アラブの春」が波及した時以来の規模の政治的動揺に見舞われている。5月30日に発生した、電力・燃料価格の値上げと所得税の新税導入に反対する抗議デモが、大規模化し長期化した。6月4日、アブドッラー2世国王はハーニー・ムルキー首相の辞任を要求、同…
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先達はあらまほしき事、あるいは「中東通信」欄の性質

2018年6月2日 12:54
なお、先ほどの「パーレビ国王のインド太平洋戦略」は、先日出席した日本貿易振興機構アジア経済研究所(アジ研)の研究会で聞きかじった話を元に調べてみたものである。パーレビがインド洋をオーストラリアから東南アジアまで含む世界として認識し、インドとの経済関係の緊密…
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