「資本主義浸透恐れるな」と檄を飛ばした金正恩(上)「大都市と国境を大胆に開放せよ」
金正恩(キム・ジョンウン)政権がスタートしてまもなく丸2年を迎えるが、その経済政策がようやく具体的に動き出した。
金正恩政権にとって最大の課題は経済建設、人民の生活向上だ。金正恩政権は党中央委員会2013年3月総会で、経済建設と核開発を同時に推進する並進路線を国家路線として推進することを決めた。住民に対して「わが国は既に核保有国になったので、帝国主義の侵略を受けることのない抑止力を保持した。これからは安心して経済建設に取り組める」というプロパガンダを行なっており、北朝鮮がそれまでの挑発路線を収束させ対話路線に転換した今年5月以降は、実質的には「経済優先路線」を押し進めている。
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