2月7日、スイスのトレーダー最大手「グレンコア」と、やはりスイスの資源メジャー「エクストラータ」との合併が発表された。新しい社名は「グレンコア・エクストラータ・インターナショナル」になる。合併後の総売上高はおよそ16兆円で、資源会社としてはおそらく世界第4位に躍り出る。川上から川下まで網羅できる資源総合企業の登場だ。ちなみに業界第1位はBHPビリトン、第2位はブラジルのヴァーレ、第3位はリオ・ティントである。かつて世界最大の鉱山会社としてアパルトヘイト時代の南アフリカ経済に君臨したアングロ・アメリカンは、もしかすると中国の国営石炭会社「神華能源」にも抜かれて、業界第6位に転落する。
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