先月下旬から今月上旬にかけてボストン、ニューヨーク、ワシントンD.C.の各都市を巡り、2012年共和党大統領候補指名獲得争いの展望について共和党、民主党のそれぞれの関係者らと意見交換を行なったが、彼らのほぼ全員が共和党大統領候補の指名を獲得するのはミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事であろうとの見方で一致していた。筆者も米国東部を訪れる前からロムニー優勢との見方をしていたが、ほぼ全員がロムニー優位で一致していた点は少々驚きでもあった。共和、民主両党関係者や米国政治の専門家らがほぼ一致して指摘していた「ロムニー優位論」の根拠について紹介していきたい。
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