インテリジェンス・ナウ

浮上したトランプ=プーチン直結の人脈:原点は「2013年ミスユニバース・モスクワ大会」

執筆者:春名幹男 2017年7月21日
エリア: 北米 ヨーロッパ
トランプ大統領と、その長男のトランプ・ジュニア氏(左)(C)AFP=時事

 

 昨年の米大統領選挙でトランプ大統領に敗れた民主党陣営。実はそのA級戦犯は、オバマ前大統領だったと言える。

 オバマ前大統領は昨年、インテリジェンスのカスタマー(顧客)として、米中央情報局(CIA)から主権侵害、つまりロシアによる米大統領選挙への介入という、米民主主義の根幹にかかわる重大な情報を受け取っていた。だが、彼は適切な行動を起こさず、みすみす世界秩序を揺るがすほどの結末を招いてしまったのである。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
春名幹男(はるなみきお) 1946年京都市生れ。国際アナリスト、NPO法人インテリジェンス研究所理事。大阪外国語大学(現大阪大学)ドイツ語学科卒。共同通信社に入社し、大阪社会部、本社外信部、ニューヨーク支局、ワシントン支局を経て93年ワシントン支局長。2004年特別編集委員。07年退社。名古屋大学大学院教授、早稲田大学客員教授を歴任。95年ボーン・上田記念国際記者賞、04年日本記者クラブ賞受賞。著書に『核地政学入門』(日刊工業新聞社)、『ヒバクシャ・イン・USA』(岩波新書)、『スクリュー音が消えた』(新潮社)、『秘密のファイル』(新潮文庫)、『米中冷戦と日本』(PHP)、『仮面の日米同盟』(文春新書)などがある。
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