民主党「大統領候補選出プロセス」の「規約改正」が及ぼす影響

執筆者:足立正彦 2018年8月29日
エリア: 北米
この2人の争いが議論の発端だった(2016年の民主党大統領候補指名獲得のための公開討論会で、クリントン氏とサンダース氏)(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 共和党の重鎮であったジョン・マケイン上院議員(アリゾナ州選出)の逝去の報や、「ロシアゲート疑惑捜査」を巡るドナルド・トランプ大統領のジェフ・セッションズ司法長官に対する不満の表明といった報道の陰に隠れてあまり大きな焦点が当てられなかったが、8月23日から25日までの3日間の日程で、イリノイ州シカゴのハイアット・リージェンシーで民主党全国委員会(DNC)の夏季集会が開催され、2020年大統領選挙での野党・民主党の大統領候補選出プロセスに多大な影響を及ぼすことになる同党の規約改正が行われた。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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