北朝鮮は3月24日午後2時33分ごろ、平壌の順安飛行場から大陸間弾道ミサイル(ICBM)とみられる飛翔体を発射した。日本政府は、この飛翔体は1時間以上飛行し、同3時44分ごろ、北海道・渡島半島の西約150キロにある日本海の排他的経済水域(EEZ)内に落下した、とした。
朝鮮労働党機関紙『労働新聞』は翌3月25日、1面から4面までを費やし、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が「火星砲-17」(以下は「火星17」と表記)型の試験発射の断行を命じ、これに成功したことを28枚の写真を掲載して報じた。金党総書記は命令書に、
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