【Analysis】アレック・ボールドウィン誤射事件の刑事責任は立証できるか

2023年1月29日
タグ: 訴訟
エリア: 北米
ボールドウィン氏自身は、銃を手渡される際に「実弾は装填されていない」と言われたうえに、引き金も引かなかったとしている(C)REUTERS/Lucy Nicholson
俳優アレック・ボールドウィン氏による映画撮影中の銃の誤射で撮影監督が死亡した事件について、検察側が過失致死容疑で刑事訴追すると発表した。しかし法律専門家は、刑事責任を立証するのは容易ではないとの見方を示している。その理由は?

[ニューヨーク発(ロイター)] 俳優のアレック・ボールドウィン氏(64)が2021年10月、西部劇映画『Rust(原題)』の撮影中に銃を誤射し、撮影監督のハリーナ・ハッチンズ氏が死亡した事件について、複数の法律専門家は、検事が陪審員にボールドウィン氏の刑事責任を確信させるのは容易ではないとの見方を示している。

   1月19日、ニューメキシコ州第1裁判管轄区のメアリー・カーマック=オルトウィース検事が1年超の捜査の結果、ボールドウィン氏と映画の武器小道具を担当したハンナ・グティエレス=リード氏を過失致死容疑で刑事訴追すると語った。

カテゴリ: 社会
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